日本で妊娠中に起こったプチ事件をまとめます。初めてのことに驚いたり、人から指摘されてイラッとしたり、妊娠中は新しい出来事の連続でした。
妊娠中に起こった珍事件5選
1. 浮気を疑われる事件
できれば夫婦で診察に来てくださいと言われていたある健診の日。夫は仕事の都合で日本に来れなかったため、私一人で診察に行きました。先生には「夫とは別居婚をしています。都合がつかず、今日は私一人で診察に伺いました」とお伝えしたところ、
旦那さんとは別居してるんですか。いつからですか?
〇〇〇〇年XX月からです。
予定日がXX日やろ?う〜ん。計算合わへんなぁ。
?
先生の意図することをプロセスするのにしばらく時間がかかりましたが、意味が分かって
夫とは毎月1度は会っていますし、計算上問題ありません!!
と慌てて否定しました。そうです、先生は私の浮気を疑っていたのです(笑)。予定日から逆算して、別居で夫と会えていないのであれば、父親は誰やねん?と。浮気!?んなわけあるかい!
アハハハハ〜、それならいいんですけどね。
と笑い飛ばしていらっしゃいましたけども。ちょっと先生、これ私が冗談と受け取ったからいいものの、真面目に受け止める人だったら問題発言ですよ!
きちんと子供が育つ環境か見極めるためにも、両親の関係をある程度詮索されるのは普通なのかしら?
2. 下着はズロースや事件
お下の話になるので、読みたくない方は読み飛ばしてくださいね!
とある健診の日。私はthongを履いておりました。日本語で言うところの所謂Tバックでございます。なんの疑問も持たずに診察を受けました。すると医師から
君、なんやこのお化けが頭に被るような下着は。お腹が冷えるやろ。妊娠したら黙ってズロースや、ズロース!
とご指摘受けました。ず、ずろーす?いろいろツッコミどころはあるのですが、
ずろーす?って何ですの?
誰かズロース説明したれ!
隣にいた看護師さんが「お尻をすっぽり覆うパンツのことよ」と教えてくれました。てっきり医学用語かなんかだと思った私はしばらくボーッとしてからの笑い。その場でみんなゲラゲラ笑って「ちゃんとお尻覆うパンツ買いま〜す」で終わったのですが、これセクハラにならないの(笑)!?この病院で出産したことのある友人に聞いたら「あそこの先生冗談きついから、それが嫌で病院変える子もいるんだよね〜(笑)Martianはあの先生と合いそうじゃん?」だそうな。確かに、私はこの先生のノリが大好きでした。最初から最後まで冗談を真顔で言う面白い先生でした。
ちなみに夫に「お化けが被ってそうな下着って意味わかる?」と聞いたら「なんじゃそら?」とのこと。
この一番右のお化けがかぶってるやつね。これは日本独特のお化けなのだと分かった一件でした。
ちなみにこのお化けが被っているもの、「天冠(てんかん)」と言う死装束だそうです。諸説あるようですが、「閻魔大王に失礼のないように、高貴な人が付けていたと言われる冠をつけて、正装とした」などの説があります。
3. ヒールのある靴やめとき事件
妊娠して少しお腹が出始めてからもある程度高さのある靴を履き続けていたら
妊娠中はフラットシューズを履くものよ。転んだら危ないじゃない。
と、会社のお局様にご高説いただきました。それも1人ではなく複数の方に。私のことを思って言ってくださっているのは分かるので「教えていただきありがとうございます(ニッコリ)」でやり過ごしましたが、内心「余計なお世話ですぅ」と思っておりました(笑)。
恐らくあなたよりも私の方が私の身体について気をつけていますから、放っておいてくださいまし、というのが本音。というのも、仕事もプライベートもハイヒールで歩くのが当たり前だったので、ぺたんこ靴を履いてみたら、歩きにくいのなんのって。慣れもあるのでしょうが、ぺたんこ靴の方がよっぽど転びそうな気がして怖かったのです。かといってもちろんピンヒールは不安定なので履きませんよ。重宝していたのはチャンキーヒール。
自分の足に合うものであれば安定感抜群で1日中履いていても疲れません。お腹がぼーんとなって歩きにくさを感じるまではお世話になりました。お腹がぼーんと出てからは2,3cmだけのチャンキーヒールというのかしら?太めのパンプスを愛用していました。
なんだか意地でもぺたんこ靴を履きたくない人みたいですが(笑)、そういうわけではなく、自分が一番歩きやすいのを選んだ結果です。
お局様だけではなく、母からも「ヒールなんか履いて」と言われたので、母なら言い返せる私は「ハリウッド女優はみんなヒールでガンガン歩いているじゃない。英国のキャサリン妃なんてピンヒールやん」と呟いたところ、「あぁいう人たちはお付きの人がいるのよ。転ばないのよ」ですって。左様でございますか。まぁアメリカに関して言えば、他者に干渉しない、基本自己責任という風潮なので誰が何履こうが他人がいちいち口出ししないのよね。
4. 母親学級参加しなさいよ事件
臨月に入ってから出産する病院で、母子手帳に母親学級に参加した記録が載っていないことで指摘を受けました。
え!?母親学級受けてないの?
あ、はい。任意と伺っていたので。
初産ですよね?一度も母親学級参加したことがないなら受けてください。こちらの病院でよければ今すぐ予約入れます。はい、来週来てください。
と有無を言わさず予約が入りまして、大きなお腹を抱えて母親学級に参加しました。そう言えば妊婦健診で通っていた東京の病院でも「母親学級はどこかで参加した〜?」と聞かれたなぁと。そのときは「いいえ、参加していません」と答えて特に問題なかったのですが、出産する病院の助産師さんには「あなた母親になる自覚ある?」ぐらいの勢いでピシャっと怒られました。私自身、「任意でしょ?めんどくさいし別にいいや。必要になればgoogle先生がいるし」と軽い気持ちでいたので、”母親学級に行かない=母親になる自覚が足りない”と言われたことはショックでした。怒られて嫌な思いをするぐらいなら、めんどくさがらずにちゃんと行っておけばよかったかな。ただ一つ、疑問が残りました。
任意とは。
笑。
5. 女の子っぽいわね、男の子っぽいわね、事件
これは今思えば、なぜこんなことでイライラしたか分からないぐらい些末なことなのですが、私のことをよく知りもしない人たちから「お腹の子は女の子っぽいわね」「男の子な気がする〜」と言われること、腹が立ってしょうがなかったです。この件に関しても「余計なお世話ですぅ!」と思っていました。出産経験のある友人に相談したところ、多くはなかったですが、いました、同じようにこのセリフにイライラした友人が。「ほっといてくれよ」「あんたに関係ないやんか」「どっちでもえぇやんか」というのが共通の意見でした。
あんなにイライラしたのはなんででしょう?妊娠中にわけもなくイライラすることってあるみたいなので、それかなぁ?とにかく妊娠中は他人に干渉されることがいつも以上に鬱陶しいと感じていました。じゃあなんて声かけんねん!正解は分かりませんが、「女の子でも、男の子でも、元気に生まれてきてくれますように」ぐらいが当たり障りなくていいと思います。妊娠中に神経質になってしまう女性は少なからずいるので、言葉には気をつけなけばと自分の経験を通じて感じました。
以上、妊娠中の珍事件5選でした。
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