一家全滅から一転、晴れて家族全員陰性になり、いよいよ日本へ飛べることになりました。今回はサンディエゴ空港からサンフランシスコ経由で東京入りです。サンディエゴエリアでPCR検査できる箇所を実体験と共にまとめます。本記事は2022年2月中旬、まだカリフォルニア州からの入国は6日間の強制隔離施設滞在が要求されていたときのお話です。
まずは無料の検査を
コロナ禍になってから何度か日本とアメリカを行き来していますが、サンディエゴでもサンフランシスコでも、陰性証明書を発行してくれる検査はどこも結構なお値段がする印象です。ですので、念の為ホームキットや無料で検査してくれる施設を利用し、陰性が分かってから本番の検査に挑むのがおすすめです。
私たちは、Covid Clinicを利用しました。COVID関連のテストに特化したドライブスルーのクリニックで、カリフォルニア州には2022年2月、102箇所存在するようです。
オンラインで予約をし、当日時間になったらドライブスルーでテストをするだけ。無料の検査は早ければ1日、遅くとも2、3日で結果が送られてきます。ホリデーシーズンは予約がすぐいっぱいになっていましたが、今は比較的空いていて当日予約もできます。子どもも検査してくれます。鼻からの検査なので、嫌がる子どもを押さえつけるのは親の役割ですけどね。
カリフォルニア州、サンディエゴでのPCR検査
私とNobitaはUS Specialty Labs、子どもたちはNsightで検査しました。
US Specialty Labs
2022年2月初旬、私が自分で調べた中で一番安く、かつ日本政府のフォーマットで陰性証明書を準備してくれるところがここでした。
- 検査料(陰性証明書含む):$125
- 時間:平日7:00am – 3:30pm、
- 場所:15150 Avenue of Science, Suite 100, San Diego, CA 92128
- 持ち物:予約番号(検査するとき)、パスポート(結果を取りに行くとき)
メリット
- 安い
- 日本政府の求める書式の証明書を発行してくれる
- Japanese travel packageがあり、日本へ何人も送り出している実績あり
デメリット
- 5歳未満の子供は検査してくれない
- 結果を翌日取りに行かなければならない(emailで送ってくれない)
- 結果を受け取るまで24時間かかる(原則当日受け取りはない)
日本政府の求めるフォーマットに記入してくれるだけではなく、英語での陰性証、医療機関としての証明書もくれて、かなりしっかりしたパッケージでした。実際のテストも鼻から喉の奥まで入れられるNasopharyngeal(鼻咽頭ぬぐい)でした。
Nsight
子どもたちは年齢制限にひっかかりUS Specialty Labで検査できなかったため、こちらを利用しました。
- 検査料(陰性証明書含む):$175
- 時間:平日8:00am – 3:30pm、土曜日8:00am-2:00pm
- 場所:1380 Harbor Island Dr, San Diego, CA 92101
- 持ち物:予約番号、パスポート
- 注意事項:予約時に、日本へ入国するための陰性証明書が欲しいと伝える必要あり
メリット
- 比較的安い
- 日本政府の求める書式の証明書を発行してくれる
- 日本へ何人も送り出している実績あり
- 1歳児でも検査可(正確に生後何ヶ月から検査してくれるかは聞き忘れましたが、とにかく1歳はOKと言われました)
- その場で結果が出る前に”保険”として陰性証明書をくれる
デメリット
- 5歳以上であればUS Specialty Labの方が$50安い
- 実際の結果が分かるまで24時間かかる
サンディエゴ空港の側にあるシェラトンホテルの敷地内で検査してくれます。簡易トイレみたいな小屋で実施されていてびっくりしました。看板や案内も出ていなかったので、一度目の前を通っているのにスルーしてしまいましたからね。写真を撮り忘れてしましましたが、3つほど扉のある簡易トイレみたいな小屋が検査所です。笑。
検査方法も大雑把な感じで、絶対これNasopharyngeal(鼻咽頭ぬぐい)じゃないでしょ、っていうぐらい鼻の浅いところをこちょこちょやっている感じでした。”保険”として、まだ結果が出ていないにも関わらずその場で陰性証明書を貰えたのにも驚きました。これ、最悪のケース、陽性やったとしてもズルして飛行機乗れてまうやん、っていう。
検査後24時間以内にきちんとメールで陰性でした、と連絡がありました。これで日本に飛べます。
さいごに
いずれの検査機関の結果でも、一家4人、無事に日本に入国することができました。
余談ですが、過去2年、いくつかの機関でPCR検査をしたけれど、日本政府の求める「Nasopharyngeal(鼻咽頭ぬぐい)」を正確にやってくれたアメリカの検査機関て、今回のUS Specialty Labsだけだった気がします(汗)。私は医療従事者ではないので確かなことは言えませんが、今までNasopharyngealと頼んでも鼻の奥までぐっと入れられることなく、Anterior Nares(全鼻孔)という感覚だった気がします。それでも陰性証明書にはNasopharyngealにチェックが入っていましたけどね。日本側がいくら水際対策がんばっても、これやとなぁ……。ちなみに、FDAはサンプル採取方法について明確にしています。下記に分かりやすく図解されています。
1年ほど前に日本に入国した際、列の隣に並んでいた人が、サンプル採取方がNasal swabだっため、別室に連れていかれるのを見ました。彼が入国できたのか強制送還されたのかは不明です。子供を抱えてはるばるやってきて、入国拒否はさすがにキツすぎるので、今回はNasopharyngealでテストし、日本のフォーマットに記入してくれる検査機関か確かめてから検査にいきました。
2022年3月9日より、日本政府はNasal swabもサンプル採取方としてOKになったので、今後は無料でやってくれるテスト機関の結果でも入国できそうですね。はぁ、いつまで続くのやらこのコロナ。
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