健康そのもので育った私は長男の出産が初めての入院。
病院の至れり尽くせりっぷりに感激しました。
日本の病院だからこそ経験できた、日本の病院で産んでよかったと思うこと3選をまとめました。
日本の入院生活でよかったこと3選
1. 食べ物が最高
まず1番に言いたいのは、ごはんがおいしかった!これは病院によるかもしれないし、入院する人の舌の肥え具合によるかもしれないけれど、とにかく私が日本でお世話になった病院はごはんがおいしかったです。言うまでもなく栄養バランスはばっちりで、お肉もお魚も出てくるし、お野菜たっぷりでデザートつき。しかも毎食メニューを選べるリザーブ式。最&高。追って記事にするつもりですが、次男を出産した病院(アメリカ)のごはんなんてフライドチキンやフライドポテトとかでしたからね。
入院中、コース料理が振る舞われる日もあり、出産日が近かったママさんたちと一緒にテーブルを囲んで、なんとも優雅な時間が過ごせました。
2. 入院中の指導
出産直後から退院するまでのスケジュールが事細かく決められていて、退院後の不安を少しでも減らす様、お勉強の時間が毎日組み込まれていました。
例えば、
- 母乳、粉ミルクについて学ぶ時間
- お風呂の入れ方を教わる時間
- 母体や心の変化について学ぶ時間
- 育児についての疑問や不安を相談する時間
- 産後の栄養摂取や運動開始について学ぶ時間
など。おかげさまで退院する際、なんの不安もなく自信を持って家に帰れました。
特に産後鬱については丁寧に指導がありました。
「相談できる人はいますか?」「近くに助けを求められる人はいますか?」
この時は「なんでこんな当たり前のこと聞いてくんねやろ?」と思っていましたが、今になって考えてみれば、防げる虐待を防ぐために病院も力を入れてらっしゃるのやろなぁと思います。
「親も人間です。どうしても無理、ってなったら5分でいいから子供を安全な場所に置いて一度一人になりなさい。外の空気を吸って下さい。赤ちゃんは5分ぐらい泣いたって死にません。ひと呼吸置いて冷静になってから子供と向き合ってください。あなたの心と体も大事なのよ。」
これは入院中、ベテランの助産師兼看護師からいただいた言葉です。「あ、そっか。私も人間なんや。無理せんでえーねや」と、この言葉に精神的にすごく助けられました。
あと、地味にお風呂の入れ方を手取り足取り教えてもらえたのは助かりました。今どきネットに動画ややり方なんてなんぼでも載ってるけど、やはり実技は横について教えてもらうのが早いし安心です。
3. 母体のケア
これは産んだ人にしか分からないと思うけど、産後は下半身が悲惨。産んで終わりじゃないの。痛いのよ。出血がすごいのよ。自分でもびっくりするぐらいの鮮血が目に入ってくるのよ〜。
日本のお世話になった病院ですごいな、と思ったのが、産後1日ぐらいは出血の具合を見るついでにオムツ?血液パッド?も一緒に交換してくれたこと。アメリカでの出産は意地でも自分でトイレまで行って交換しなければいけなかったので、今振り返ってみれば日本でのこの手厚さはありがたかったなぁと思います。完全に介護されてる感じでしたけど、痛くてできれば動きたくない中、ベッドを汚さないためにパッドの交換に行かなければいけないのは苦痛で苦痛で仕方ないのですよ。まぁ、看護師さんに見られるという羞恥心はありますけれどね。百戦錬磨の方々ですからね。
それから、母乳のチェック。これも羞恥心がありましたが、母乳ケア専門の方がいらして、出具合や赤ちゃんの吸い付き具合を確認してくれました。ここで「あなたは母乳大丈夫ね」と太鼓判を押してもらえたことで、安心して退院できました。母乳は量が足りてるのか、飲ませ方が合っているのか、と謎だらけ。プロにチェックしてもらえるのはありがたかったです。
アメリカでも母乳ケアはありますが、退院後に予約を取って、という感じです。産後の入院中にチェックしてもらえる日本の方が楽だなと思いました。
さいごに
日本の病院では、日本人ならではの細やかなケアがあったなぁというのが印象です。入院中のごはんがおいしかったのは身体がくったくたに疲れ切った産後の私には神の恵みでした。
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