一家全滅、コロナ陽性、帰国困難

covid アメリカの生活

なってもうたがな。コロナ陽性に。しかも一家全滅いうね。週末日本に行く予定をしていましたが、残念ながら延期確定です。

発覚までの経緯

日本に飛ぶまであと1週間というときに、次男と私に咳の症状。次の日には身体が痛くなり、「あ、これ風邪やな」と感じました。とはいえ次の日には普通に戻っていたので、気のせいだったかな?と思っていた矢先、次男が発熱。もうすぐ飛行機に乗るし、念の為全員PCR検査やっとこうかと。陰性証明書を必要とするPCR検査は高いので、とりあえず近所の無料でやってくれるPCR検査所に駆け込みました。次男が咳を出し始めてからの家族の症状は以下の通りです。リレー方式で全員バタバタと症状が出ました。

Martian(私)Nobita(夫)長男次男
14(金)
15(土)
16(日)咳、体の痛み
17(月)咳、発熱
18(火)咳、発熱PCR検査
19(水)咳、体の痛み、悪寒発熱
20(木)咳、体の痛み、悪寒発熱親族陽性発覚
21(金)咳、体の痛み、悪寒全員陽性発覚
22(土)

こちらが結果。

画像で見て分かるように、”DETECTED”と。陽性者確定です。

陽性反応。Then what?

CDCのガイドラインによると、陽性が発覚した場合は、症状が出てから5日間隔離(2022年1月23日時点)。私の場合は症状が出始めたのが15日で、症状が出た日を0日目と数えるため、21日から外出OKになります。

1. 接触した人に連絡

当然ですけど直近で会った家族、親族、友人に連絡を取り、陽性であったことを報告。自分のテスト結果が出る前に、義理兄弟から陽性だったと連絡があった時点で、私たちもかなぁと思っていたけど、案の定一家全滅でした。ちなみに週末一緒に過ごした義理兄弟も一家全滅です。恐るべし感染力。

2. 食料品の確保

食糧は死活問題です。幸い冷蔵庫の中に食材が残っていたのと、友人のヘルプや冷凍していた非常食があったので、5日分はなんとかなるかなという感じでした。隔離期間中助かったもの4選はこちら。

  1. 友人のお食事デリバリー

スモークサーモンのベーグルやチキンスープを持ってきてくれたあなた!神ですか仏ですか?ってぐらいありがたかったです。住んでいる地域でいざというときに助け合うネットワークを持っておくのは大事だと感じました。

  1. 冷凍していた非常食

普段からいざというときのために、子供の非常食(ごはん、カレー、シチューなど)を冷凍で常備しています。大人はカップラーメンでどうにかなっても子供はそういうわけにはいかないのでこれには救われました。冷凍しておいた過去の自分、グッジョブ!

  1. amazon fresh

これはamazon prime member(有料)でなくては使えないサービスですが、子供の牛乳とヨーグルトを仕入れるのには活躍してくれました。

  1. grub hubなどのフードデリバリー

コロナで使う頻度が増えたgrub hub(日本ではuber eatsをよく使います)。今回の隔離期間中は1度しか使いませんでしたが、いざというときに備え、好きなお店を登録しておくと便利だと思いました。

3. 全力で家でできるアクティビティを考える

子持ちの隔離生活は辛い!うちの子供は外出大好きで、

長男
長男

Mommyyyy, I wanna go slide.

次男
次男

Ou! (Outside!)

と何度せがまれたことでしょう。外出禁止の理由を伝えても理解できる年齢でもなく、とにかく家でそのありあまるエネルギーをどうにかして消費してもらわなければ。

コロナ禍になり、家で遊ぶアイデアがネット上にわんさか載るようになって大助かりです。今回の隔離期間中は、普段のおもちゃに加え、

  • 大きな紙へのおえかき
  • マグフォーマー新種投入
  • 段ボール遊び
  • Disney+(いつもよりたくさん見せる)

に助けられました。Disney+がなかったら私発狂してましたわな。ありがとうディズニー。そして、普段遊んだことのないような大きな紙や、今まで使ったことがないマグフォーマーも結構ハマって遊んでくれました。amazonから届く段ボールは捨てずに全て子供達へあげたら、トンネルを作ったり車に見立てたりして飽きずに遊んでいました。ポイントは、「普段使ったことがないもので遊ばせる」というところ。隔離期間に関わらず、いざというときのために奥の手のおもちゃは常備しておいてもいいかもしれません。

隔離期間終了するも帰国困難

5日間の隔離期間が明け、改めてPCR検査へ。私と夫Nobitaは陰性になってたものの、子供は2人ともまだ陽性でした。なんてこった。二人ともすでに症状なし、元気いっぱいにも関わらずなんで!?と思いググりましたら、一度陽性反応が出た人は、ウイルスが死滅していても陽性反応が出続けることがあるのだそう。国立感染症研究所によると、陽性者が陰性になるまで、平均で17.4日かかったというデータもあります(参照記事)。ほかにも感染者のうち30~40%は3週間目も陽性反応が出るだの、陰性に戻る中央値は20日だのといった記事を見かけ絶句。帰国できまへーん!

陽性反応が出続けている間ずっと隔離継続か?と思いきや、そんなことはありません。WHOのガイドラインには、陰性反応のテスト結果なしで隔離期間を終了してよいという基準を、下記のように説明しています。

  • 症状がある人:症状が出始めた日から10日+症状が完全にない状態で3日後
  • 症状がない人:陽性反応が出た日から10日後

つまりこの期間が終われば陰性証明なしに仕事や学校に復帰していいわけです。CDCは5日間としているので、WHOの基準はやや厳しめな印象ですね。

ところが、日本入国は問答無用で陰性証明ができないと飛行機にすら乗せてくれません。つまり陽性反応が出続けている限り帰国不可です。

これから

これからどうしましょう?とりあえず帰国を前提で動いていた日本の各方面へはすぐ連絡し、帰国困難な状況を説明しました。今後は定期的にPCR検査をし、全員が陰性になるのを待つしかありません。

症状が改善すれば陰性になると勝手に思い込んでいたので、陽性反応がしばらく出続けるというのは盲点でした。だってこれ例えば旅行中でホテル暮らしだったら地獄ですよ。これはますます海外旅行が遠のきますわなぁ。

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