いじめダメ、を教える秀逸な教育法

少し前に話題になったTiktok動画ですが、ライフコーチ＆起業家のDiosa Chiquiさんが投稿した「いじめはダメ」と子供たちに伝える教育法があっぱれです。

今日までで17.5M(1750万回)も再生されているお化け動画。その内容を日本語訳とともにご紹介します。

まずお母さんがまっさらな紙を子供達に見せるところから始まります。

 "Alayna & Neelia, say mean things to this paper."
 （Alayna & Neelia, 何か悪口をこの紙に向かって言ってごらん）

 "You're ugly!"
 （ぶさいく！）

 "You don't have no friends." *1
 （あんたには友達がいない）

 "You're fat."
 （でぶ）

 "That's why your mom doesn't love you."
 （だからお母さんはあんたのことが好きじゃないのよ）

 "You smell like dog food."
 （あんたは犬の餌みたいなにおいがする）

 "That's why you don't have no friends." *2
 （だからあんたには友達がいないのよ） 

*1, *2 　いずれも二重否定になっており、文法的には誤りですが、子供の口語としてはよくある間違いです。ありのまま子供が言った言葉を載せています。

ここまでなかなかの辛辣な悪口が出てきましたね。犬の餌みたいなにおいって（笑）。お母さんは、子供達が悪口を言うたびに、紙をぐしゃぐしゃに丸めていきます。

 "OK, now I want you both to apologize to this paper."
 （OK, じゃあこの紙に謝って）

 "Sorry."
 （ごめん）

【お母さんはぐしゃぐしゃに丸まった紙を開き、元通りにしようとします。】

 "Is it fixed?"
 （紙は元通りになった？）

 "No."
 （No）

 "This is wht you don't bully. Understood?"
 （だからいじめはダメなの。分かった？）

 "Yes, mom."
 （分かった）

「謝れば元通りというわけではない」、「一度傷ついたら傷は残る」ということを可視化している秀逸な方法だと思います。これは子供たちにも分かりやすい。私も自分の子供たちがもう少し大きくなったらぜひ試してみたいです。

いじめダメ、絶対。