日米文化ごちゃ混ぜ結婚式 ~取り入れなかったこと5選~

ブーケと結婚指輪 結婚式

日本の神社で結婚式をするとはいえ、披露宴の会場は普通の婚礼会場。ゲストは半分日本人、半分アメリカ人。あまりアメリカ文化に精通していないゲストもいれば逆も然り。どこまで日本流でどこまでアメリカ流を取り入れるか、夫婦間でめちゃくちゃ話し合いました。日本流にしたこと5選、アメリカ流にしたこと4選はそれぞれこちらにまとめました。

今回はどちらの文化、習慣も取り入れなかった事柄と理由を綴ろうと思います。

日米どちらの文化も取り入れなかった事柄5つ

1. Bridesmaids/Groomsmen, Bachelorette party/Bachelor party

アメリカの結婚式といえばブライズメイド&グルームズメン。新郎新婦の側近的な立場で結婚式の準備から当日盛り上げてくれるメンバーです。そしてそのメンバーで、独身最後のどんちゃん騒ぎとして行われるのがBachelorette party(女性版)とBachelor party(男性版)。浴びるようにお酒を飲んで、踊ったりストリッパーを呼んだりのはちゃめちゃパーティーです(もちろん、もっとお上品なパーティーをされる方もいらっしゃいますよ)。

これらはアメリカ式の結婚式では非常に重要な事柄ですが、私たちが取り入れなかった理由はただ一つ。

国を跨いで仕切る余裕がなかったから。

夫の親友、仲良し友達はアメリカ在住。私の親友は日本人でアメリカの文化にあまり精通していないし、ブライズメイドになり得る仲良し友達はアメリカ在住。日本からアメリカに住んでる友人にいろいろお願いできなくない?そもそも結婚式は神社で挙げるし、ブライズメイドいらなくね?となり、やめました。

お祭り騒ぎ大好きな私はBachelorette partyができなかったことは少し残念でしたが、その分After partyで飲んで踊って過ごしました。

夫は結婚式前に地元に帰ってBachelor partyやってこようかな、と最初の頃は言っていたものの、結局仕事が忙しくそんな時間的猶予がなく、できませんでした。

2. 友人代表スピーチ

アメリカではMaid of honorとBest man(それぞれBridesmaid と groomsmenの中でも一番の親友)がスピーチをしますし、日本でも親友が新郎サイド、新婦サイドそれぞれスピーチをします。しかし、私たちはやりませんでした。通訳を挟んでのスピーチが大変なのと、私の親友が人前で喋ることが苦手だったのが理由です。一生に一度の晴れの日ぐらい、親友だってひと肌脱いでくれるのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっては、親友が苦手と思っていることを強要するほどやってほしい演目ではなかったのです。緊張せずに、最初から最後まで宴を楽しんでもらえる方がよっぽどうれしい。夫も別にあってもなくてもいいという感じだったので、ばっさりカット。プランナーさんには「本当に入れなくて大丈夫ですか?」と何度も聞かれましたが笑。

3. 披露宴の友人代表の出し物

これは個人的になんのためにやるのか意味不明だったので迷いもせずカット。友人の結婚式に参加し、素晴らしい出し物はいくつか見ましたが、正直数える程度。経験上、ほとんどの出し物は大半のゲストには「?」な内輪ノリで、ゲストが置いてけぼりになっている気がしていたので元々自分がやりたいとは微塵も思いませんでした。もちろん新郎新婦に楽しんでもらうという目的は達成しているので、やること自体が悪いとは思いませんが、私たちの披露宴はゲストが楽しめる場所にしたかったので、その目的と合いませんでした。

4. After party(二次会)のゲーム

After partyや二次会でよく見かけるゲームも省略しました。ダンスパーティーにしたかったので必要がなかったこと、仕切りを頼める友人がいなかったこと(笑)、そもそも経験上、ゲームをあんまり楽しいと思ったことがないことが理由です。結婚を発表する場で、ビンゴゲーム、なんで?あれ、楽しみにしてる人っているのかなぁ?もちろんゲームをされる方をディスってるわけではありません!!これを読んで気分を悪くされる方がいたら申し訳ありません。あくまで私個人の意見です。

5. Prenup (婚前契約)

Prenup (正式名称Prenuptial agreement)。日本語でいうところの婚前契約。もしも亡くなった際や離婚することになった際の財産分与など、結婚する前にしておく取り決めです。アメリカは州によって離婚時の財産分与ルールが違い、離婚の際自分の財産は自分のものとできるところもあれば、問答無用で夫婦で財産折半、というところもあります。なので結婚前に、Prenupでお互いに納得しておくというのはよくある光景です。

日本人の私の感覚からすると、「えーーー、幸せ絶頂のこれから結婚する、ってときに、離婚のことなんて考えなあかんの?無理無理、一生ラブラブ誓います!」という感じなのだけれど、アメリカ人の友人曰く、どんなにラブラブでも不測の事態に備えておくことは大事なのだと。浮気をしないと思ってた人が浮気した、パートナーの会社が潰れて借金を背負った、など、自分の中では「絶対起こらない」と信じ込んでいたことが起こってしまってからでは遅いと。その友人には

友人
友人

この世に絶対などない!

とピシャッと言われました。

それでも離婚前提に契約書を結ぶって、なんだか愛がないと思ってしまいましたが、そもそも離婚しなければ必要のない紙切れと思えばなんだか悪くない気もしてきました。まぁ極論を言ってしまえば結婚自体紙切れ一枚の契約ですしね。

あ、結局私たちはPrenupにサインしなかったのですけどね。お互いに言うほど資産ないやろ、っていうのと、書類作成がめんどくさかったからという理由で。不測の事態に備えよとの友人のアドバイス、無駄にしてしまいました。すみません。

私たちはもともと相手の給料を知らないし、貯金もその他資産も知りません。確認したのはお互いに借金がないこと、何かの保証人になっていないことのみ。結婚後の金銭のやり取りも共同生活に必要な部分だけ対等に出し合い、残りは散財するもよし、資産運用するもよし、自分で好きにやる、という形式をとりました。お金を誰かにコントロールされることは嫌だし、かといって自分が家計を握る?みたいなのも無理!めんどくさい!ってことで、私たち夫婦に合ったお金の使い方に落ち着きました。話がずれてしまいましたが、結論Prenupにサインはしませんでした。もし必要性が出てきたら、結婚してからでもいくらでも契約書なんて結べますしね。

以上、どちらの文化も取り入れなかったこと5選でした。また何か思い出したら追記します。

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